REAが参画する「部活動MaaS」検証事業が経済産業省の令和4年度「未来の教室」実証事業として採択されました。

 この度、株式会社REA(本社:東京都中央区)と株式会社YMFG ZONEプラニング(本社:山口県下関市)が山口県美祢市をフィールドとして共同提案していた「中山間地域における部活動地域移行~「部活動MaaS」による持続可能な地域移行モデルの検証事業~」が、経済産業省の令和4年度「未来の教室」実証事業として、採択されました。

 「未来の教室」実証事業とは、経済産業省が、学び手自身が自らの学びを設計していく未来の学びを実現するために取り組んでいる事業であり、今回は「未来のブカツビジョン」の実現に関するテーマの実証事業の一つとして選ばれました。

 経済産業省やスポーツ庁は、子どもたちのスポーツ環境をより充実させるとともに持続可能なものにしていくため、学校での運動部活動を地域のスポーツクラブや民間事業者などへ移行することを提言しています。本実証においては、美祢市をはじめとする中山間地域での部活動の地域移行を実現するために、「持続性のある収益モデル」、「指導者の確保」、「移動手段の確保」の3点の課題解決方法を検証します。

 当社は、複数の中学校から合同部活動に参加する生徒の「移動手段の確保」に向けて、当社が提供するクラウド型AI乗合配車システム「Noruuu」を活用したタクシー事業者による部活動乗合送迎サービスの実証運行を実施します。

 生徒または生徒の保護者は「Noruuu」のWEBアプリケーションから乗降場所を地図上で選択するだけで簡単に乗車予約ができる他、タクシー事業者は、AIが予約内容を基に自動作成する運行ルートを乗務員へ通知するだけとなり、業務負担が少ない乗合運行が可能となります。

◆アプリケーション予約イメージ

 「部活動MaaS」の実証を通じて、乗合タクシーによる部活動送迎における効率的な移動の実現および、タクシー業界との連携による移動需要の創出によって、部活動地域移行の持続可能性を検証します。